●染色して乾かした状態で出荷されています。
ご使用前に必ず一度、お洗濯をお願いいたしますm(__)m
●10年ほど前はインドネシア・スンバ島で染色していましたが、6〜7年前から、北タイのチェンマイから車で2時間ほどの村のフルーツ園で染めはじめました。
この村は、晴天の日が多く、北タイの中でもとても暑い地域。
地下水には鉄分が多く、ミネラルが豊かで草木染めに向いているため、村全体で草木染めをおこなっています。
ゆっくり、ゆっくりと時間をかけて染めているために、染料が定着するのと、地下水の成分のおかげで、色落ちがしづらくなっています。
何度も「染め液に付ける」→「干す」を繰り返して、色の濃淡を付けてゆきます。
タイ人の気さくなマイさんと、そのスタッフの方たちが、1枚1枚丁寧に染め上げてくれています。
気候、地下水、素敵なスタッフさんたちのパワーが調和し、鮮やかな色に染め上げることができます。
「土に悪いもの」を一切使っていないため、染色に使った水は、またフルーツ園にもどします。
晴天が多く水分が不足しがちなので、土も元気に!
【ロータス】
コチニールという虫の巣をくだき、粉末状にして水に溶かして染液をつくります。
・陽の光に弱いため、必ず陰干ししてください。
・染料をつくってから染めるまでの全行程で、熱を使用していません。
【パープル】
ロータスの染液に、ミョウバンを入れて色を濃くします。
・陽の光に弱いため、必ず陰干ししてください。
・染料をつくってから染めるまでの全行程で、熱を使用していません。
【インディゴ】
藍の葉を煮つめた液に灰を入れて、染液をつくります。
染液に入れる回数を調整し、ライトインディゴ〜インディゴ〜ディープインディゴの色合いを変化させます。
・陽の光に弱いため、必ず陰干ししてください。
【マンゴー】
マンゴーの木の皮をチップ上にして、鉄鍋の中で何時間も煮だてます。
1年を通してその季節ごとに色が違うので、煮だてる時間で調整していきます。
【カーキ】
マンゴーの染液の中にミョウバンを入れ、色を濃くします。
【ディン】
村の山岳から最適な土(泥)をいただき、水で溶かします。
泥は生地の繊維の隙間に入っていくため、他に比べて色落ちがしづらいです。
・陽の光の下に干しても大丈夫です。
・染料をつくってから染めるまでの全行程で、熱を使用していません。
【ツリー】
ディンの染液に、プラドゥーという木の皮を入れます。
・陽の光の下に干しても大丈夫です。
・染料をつくってから染めるまでの全行程で、熱を使用していません。
【グレー】
エボニーのフルーツの実を発酵させて、1ヶ月放置させて染液をつくります。
・陽の光の下に干しても大丈夫です。
・染料をつくってから染めるまでの全行程で、熱を使用していません。
●取り扱い方法について
草木染めのお品物は、100%天然素材で染色しています。
職人による手作業のため、お品物によって仕上がりの色が変化したり多少の色ムラがでることもありますが、その風合いも魅力のひとつと感じていただければ幸いです。
また色留めをしていないため、色移り等にはご注意ください。
●洗濯方法について
洗濯の際は、漂白剤や蛍光剤が使用されている洗剤を使用せず、手洗いをおすすめいたします。
お湯を使用すると激しく色落ちしますので、冷水または常温の水で洗ってください。
直射日光に長時間さらすと、部分的に色褪せすることがありますので、陰干しして下さい。
お品物は、染色し、乾かした状態で出荷していますので、必ず着用前に一度洗濯してください。
●保管方法について
日光や蛍光灯の当たる場所で保管すると、色焼け(色が薄くなったり変色してしまう)が起きる可能性が高くなります。
長期間着用せずに保管する場合は、出来るだけ暗い場所に保管されることをおすすめします。
黒い袋に入れるなど工夫してみてください。
●化学染料を使用していないため、注意する点がなにかと多いと感じられるかもしれません。
でもあの風合いは、草木染めにしか出せないもの!
地球から分けてもらった染料で染め上げられたやさしいお洋服、ぜひ手にとって、末永く使い込んでいただきたいと思っております♪